昨日、市川準監督 『トニー滝谷』を観てきました。
兎にも角にも、久々に良い映画でありました。
まずは、この映画の手法自体が今まで観たことがない。
(とは言っても、私は一年で平均的日本人以下しか映画は観ないのですが)
セリフは ほとんど無いに等しく、西島秀俊のナレーションのみで
ほぼストーリーが展開していく。
また、小津安二郎ばりの徹底的な固定カメラで、
それが横にスクロールすることで場面展開がされていく。
ストーリーは非常にシュールレアリスティックで、かつ文学的。
これまで孤独な人生を歩んでき、
それに対して何も感じることが無かったトニー滝谷が、
最愛の妻に出会うことで初めて
「自分は孤独だった」と知り、孤独の辛さを知る。
その妻が死んでしまい、再び独りになったトニー滝谷は、
また孤独に慣れようとして生活を送っていくのだが...
ストーリー紹介はここまでにして。
結末らしい結末はなく、
中途半端なところで終わるこの映画。
そこが非常に文学的だと感じたのだが、
観た人はどのように感じるのであろうか?
私は完全にハッピーエンドであると感じました。
亡くした妻を忘れられずにいながらも、
孤独に打ち克つために、新しい出会いを求めていく姿として、
また、その後のトニーは、
素晴らしい人生を送っていくのだろうと感じながら、
その結末を見ました。
坂本教授の、ピアノ一本による音楽も素晴らしく、
映画を演出していく。
(ちなみに、教授はあんまり好きではないのですが)
イッセー尾形と宮沢りえの演技は、
期待しても し過ぎることはないと言うほど素晴らしい。
ただ一点あるなら、
宮沢りえが二役を演じる必然性を感じられませんでした。
「体型が限りなく近い2人」という
設定上での必然性しか感じられなかったのですが...。
でも、最初の妻役を超えることが出来る女優は
確かに本人以外にいないよなあ...。
それと、
洋服好き、または買い物依存症の人は必見ですね。
身につまされる思いです(笑)
新カテゴリ「映画」ですが、
更新頻度は高くありません。
先程も述べた通り、映画自体あまり観ません。
嫌いなのではなく、むしろ好きな方です。
ただ、一本に¥1800も払うのがイヤで、
「それなら輸入盤CD一枚買いたいなあ」と思ってしまうのと、
せっかちなので90〜120分も拘束されるのが嫌いな為です。
レンタルショップが歩いて行ける範囲に無いのもその一因。
2005年02月20日
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トニー滝谷
Excerpt: 「トニー滝谷の本名は、トニー滝谷だ。」エジプト帰国後、初の自腹鑑賞はトニー滝谷。今日はサービスdayなので、1000円で鑑賞。村上春樹の短編小説を市川準が監督した作品。主演はイッセー尾形と宮沢りえ。7...
Weblog: ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!!
Tracked: 2005-03-02 03:30
Excerpt: 市川準市川 準(いちかわ じゅん、1948年11月25日 - )は、日本の映画監督、CMディレクター。本名は、市川 純(読み同じ)。東京都府中市 (東京都)|府中市出身。CM演出家を経て1987年に『...
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